まずは、AI人材育成に向けた行政や民間の動向について取り上げていきます。AI人材の育成は国としても推し進めたい施策の1つであり、経済産業省も関わっています。その他、Googleが人材育成の支援に乗り出すなど、世界的なビッグカンパニーの協力を受けることにも成功しています。
経済産業省が主導して行うAI人材の育成として、「AI Quest(アイ・クエスト)」を挙げることができます。フランスにあるエンジニア養成学校のカリキュラムなどを参考にして、日本でのAI人材を育成することを目的として「AI Quest」が創設されました。
ビジネスで使える知識やスキル、ノウハウの取得を目的としており、受講者がオンラインやオフライン学習を通して必要な力を身につけられる内容となっています。
参照元:[PDF]経済産業省 https://www.chusho.meti.go.jp/koukai/kenkyukai/smartsme/2019/190626smartsme01.pdf
Googleも日本のAI人材育成の支援を行っています。6人の研究者に対して5万ドルずつの助成金を提供するなど、経済的な部分でのサポートを行ってくれているところに特徴があります。
その他、AI人材を育成するための教材やツールの提供、Googleが開発したトレーニングプログラムを提供するなど、日本のAI人材育成のための支援を積極的に行っています。
参照元:CNET Japan https://japan.cnet.com/article/35139764/
AI人材に必要な知識を体系的に学べる認定資格が存在します。それがE資格やG検定です。それぞれの認定資格についての理解を深めていきましょう。
E資格はエンジニア向けのディープラーニング資格であり、AIやディープラーニングの知識を習得して、エンジニアとして実践の場で役立てるための認定資格となっています。知識やスキルをインプットするだけではなく、プログラミングを通してアウトプットするスキルを身に付けることができます。
G検定は、 ジェネラリスト向けのディープラーニング資格であり、E資格よりも幅広い方が受験しやすい検定となっています。最初にG検定を取得しておくことで、E資格の取得も目指しやすくなります。ディープラーニングに関する基礎的な内容を問われることも多く、文系の方でもチャレンジしやすい資格となっています。
日本ディープラーニング協会とは、日本のディープラーニング事業の拡大や発展、産業競争力の向上を目的として設立された協会です。設立は2017年6月で、理事長は松尾豊氏が務めています。
ディープラーニングの分野は近年急成長を遂げており、今後もますますの発展が予想されています。そうした流れを受けて協会が主導して、人材育成などの支援に乗り出す動きも見せています。
AI人材育成支援を行う企業について取り上げていきます。AI人材の育成に関しては、多くの企業や組織が課題として挙げ始めています。その中で、AIに関する知識やノウハウを体系的に取得できるプログラムや研修も多くなっています。
AI開発に精通したエキスパートの講義をOJTではないオンラインや対面の形式でも実施。 現場で開発するプロが監修している実務ノウハウが盛り込まれた実践的な内容が、様々な形で対応できるといった点も強みと言えます。「AVILEN」ではeラーニングから企業向けの研修(OJT)まで幅広い形式でのプログラムを展開しているのが特徴です。実際にAIの開発に乗り出している企業が提供するプログラムとなっており、オンライン上・対面どちらでも必要な知識やスキルを習得することができます。
講義動画のみならず、演習動画もあるので、インプットした内容をアウトプットしながら効率的に知識を身につけることが可能です。
開発事業も行っているため、AI開発に実践的な内容が様々な形で対応できるといった点は強みと言えるでしょう。
AI人材の育成に乗り出すプログラムとして、「Aidemy business」も挙げることができます。株式会社アイデミーが手掛けるAIに関する知識を体系づけたプログラムとなっており、オンラインで受講することができます。
40を超える講座が用意されており、それぞれの知識レベルやニーズに合わせて受講できます。個人や法人ごとに学ぶ内容を組み立てられるところがおすすめです。
AI人材の育成を目指す上では、「スキルアップAI」の活用も有効です。AIを体系的に学べるプログラムに魅力があり、データサイエンスのプロフェッショナルから必要な知識を得られるところにも特徴があります。
対面での指導の他、オンラインでの受講も可能となっており、利用者のニーズに合わせて学び方を調整できます。また、受講者同士のコミュニケーションも活発に行われており、さまざまな人から刺激を受けやすい環境が整っています。
機械学習のセミナーに関してはオンラインやオフラインを問わず、さまざまな場所で開催されています。個々にテーマを設定している場合もあれば、体系的に学べるプログラムが用意されているケースもあります。
個々のニーズに合わせて最適なセミナーを選択して、機械学習に関する必要な知識を習得していきましょう。
ディープラーニングに関するセミナーは多くの企業や場所で開催されています。オンラインで学べる部分も多く、自宅学習や社内での学習に役立てたい場合にもおすすめです。AIやディープラーニングといった知識を身につけることで、ビジネスの幅も広がっていきます。そのためにセミナーを有効活用していきましょう。
機械学習エンジニアに求められるスキルとしては、機械学習・統計学・データに対する深い理解、実装においては主にPythonやPython上で動くライブラリを使いこなす力が求めらます。
また、本番環境に実装するためのAWSやGCPといったインフラの知識や、高速学習にはGPUの知識も必須です。
その上で、AIやディープラーニングに関する基礎的な知識やアルゴリズムに関する知識を習得することがポイントです。
E資格の受験資格を得られるJDLA認定プログラム提供社(2022年3月15日時点)の中から、
・専門家の監修を受けている質の高い教材を活用している
・数多くの企業・受講者が過去に受講している
3講座をそれぞれの講座の内容から習熟度別に紹介します。
JDLA理事監修の信頼おける教材で
理論も技術も身につける
教材監修者
70,000円
※1
実務経験者の
アドバイスで
ビジネスに活かす力を
つける
教材監修者
要問合せ
※1
基礎から学び
AIエンジニアの
地力を
つける
教材監修者
298,000円
※1
各社の習熟度はJDLAのインタビューを参考にどの知識レベル向けに作成しているかを判断しております。
zero to one(https://www.jdla.org/certificate/engineer/programs/bizlist/no00002/)
STANDARD(https://www.jdla.org/certificate/engineer/programs/bizlist/no00004/)
アイデミ―(https://www.jdla.org/certificate/engineer/programs/bizlist/no00007/)
※1:2022年11月時点の調査結果です