AI技術を現場で活用するなら、知識を学ぶだけなく、より実践的な学びですぐにでも自社に応用できるスキルを見に付けたいもの。そこで有効なのが、企業向けの研修です。ここでは、法人向けAI研修プランがある事業者を3つピックアップし、それぞれの特徴と内容をまとめました。
AVILENが行う法人研修は、成果直結型であることが特徴です。個人ではなくチームで研修を行うことで、研修から帰ってきたチームがそのまま自走できるチームに育っているというメリットがあります。また、使用するデータはサンプルデータではなく自社データ。モチベーション維持につながるだけでなく、実務でもすぐに成果を発揮できる研修となっています。
基本は1チームあたり最大6名ですが、1人からでも開催が可能です。他の研修プランとの併用や、定期訪問のタイミングなど、企業に合わせた柔軟なプランニングが特徴。
また、AI開発に精通したエキスパートの講義をOJTではないオンラインや対面の形式でも実施。現場で開発するプロが監修している実務ノウハウが盛り込まれた実践的な内容が、様々な形で対応できるといった点も強みと言えます。
研修費用 | 要見積もり |
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会社名 | 株式会社AVILEN |
本社所在地 | 東京都中央区銀座2-14-4 銀座スクエア4F |
スキルアップAIでは、カリキュラムから作成してくれる研修を提供しています。会社の課題や社員のレベルに応じてオリジナルプランで進めていけるため、自社で作成方法がわからなくても安心して相談できることが特徴です。
研修内容は、eラーニングでの予習と、対面形式でのグループワークやハンズオンなどの組み合わせ。知識+実務の両方を身につけられるものとなっています。また、独自のアセスメントツールを用い受講生のスキルの変化を可視化できるため、個人のモチベーションを維持しやすいことも特徴でしょう。会社としても、研修成果が目に見えて実感できるため安心材料のひとつとなります。
研修費用 | 要見積もり |
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会社名 | スキルアップAI株式会社 |
本社所在地 | 東京都千代田区神田三崎町3-3-20 VORT水道橋Ⅱ 5F |
SIGNATE Questの研修は、ゲーム感覚で学べる新しいタイプの研修です。すべてオンラインで完結することや、エンジニア以外でも参加できるため社内に気軽に取り入れられる研修といえます。
ある課題に対して「〇〇せよ!」というクエストがあり、それを解決するために企画立案からデータ読み込み、探索的分析、モデリング、課題解決までの流れをストーリーで体験。画面上でお手本のコードを見ながら、Pythonで実際にコードを書いていくため、課題解決能力に加えて実務的な知識も身につくことがポイントです。
ゲームのようにレベルアップしていくことで、飽きずに続けられることもメリットといえるでしょう。
研修費用 | 要見積もり |
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会社名 | 株式会社SIGNATE |
本社所在地 | 東京都千代田区四番町6番東急番町ビル |
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E資格の合格率94%(2020年2月試験のデータ)を誇るAVILENは、AI技術の開発を行っている企業のため、常に新しい知識やスキルを学べる点もポイントです。法人研修においては、自社データを用いて実務的なスキルを身につけることができるため、事業推進できる人材やチームを本格的に育成することが可能となっています。
ALBERTはビッグデータアナリティクスにおける領域におけるデータソリューション事業を展開している企業です。データサイエンティストの育成支援講座も行っており、データサイエンティストによる統計学やRの基礎、その他さまざまなプログラムを学べます。
Aidemyは自動運転の世界的権威である加藤真平氏監修のもと、AI技術を基礎知識からコードを書く実践的な内容まで学べるオンライン学習サービスです。初めてでも続けやすく、また現場で使える実践的な内容となっているため、多くの大企業から選ばれています。
スキルアップAiでは、最前線で活躍するデータサイエンティストから、安価で、体型的にAIスキルの習得を目指せることが特徴です。法人研修では1社のみで行うプライベート受講も可能で、その場合は受講内容のカスタマイズも可能。より効率的に学べる場が用意されています。
Aiジョブカレでは、圧倒的低価格でAIを実務レベルで使える人材を輩出することを目指しています。講座はすべてハンズオン形式のため、手を動かしながら学べ、AI活用における提案力を身につけやすい環境であることが特徴です。
AI技術を実際に社内で応用できる人材の輩出を目指すStudy-AI。法人研修ではインプットとアウトプットの両方から学ぶことができ、ビジネスとして活用するためのスキル磨くことができます。
キカガクでは、ディープラーニングを活用したクラウドサービス「ABEJA Platform」を用いて擬似的なワークショップを体験できます。プログラミングを必要としないため、初心者でもAIの全体像をつかみ難所を把握できることが特徴です。
法人向けのE資格対応講座などを完全オンラインで提供しているZero to one。ボリュームディスカウントをしていることや、進捗管理システムの搭載があるなど、オンライン受講ならではの特典も兼ね備えている点が最大の特徴といえます。
パーソナルメンターがついていることで、最後まで学習を続けやすいテックアカデミー。AIの他にもデザインやアプリ開発など、さまざまなオンライン学習を提供しています。
Tech Academy(テックアカデミー)について詳しく見る
SIGNATEはAI人材が不足する時代に、開発・運用、育成、採用とさまざまな課題解決ができるトータルソリューションカンパニーです。登録者25,000人を超えるAI開発人材ネットワークを保有し、大手企業案件や国家プロジェクトでの実績があります。
SIGNATE Quest(シグネイトクエスト)について詳しく見る
AIプロジェクトに必要な人材を総合的に育成することを目的とした「AI Standard」というパッケージが用意されています。AIリテラシー講座・AIマネジメント講座・AIエンジニアリング講座など、実務で必要不可欠な要点を体系化したカリキュラムを用意。ニーズに応じた講座を選択できます。
AI_STANDARD(AIスタンダード)について詳しく見る
資格スクエアでは、G検定対策用の講座が設けられています。講義はJDLA有識者会員である湯川伸一氏が担当。資格取得に特化したサービスなので、最短距離で合格を目指せる講義内容やシステムであることが強みといえます。
資格取得用の講座から、AIを活用した企画ができるワークショップまで幅広い講習を用意している富士通ラーニングメディア。AI以外の講習や人材育成全般に関することを幅広く行い、ナレッジソリューションカンパニーとして強力にサポートを行ってくれる企業です。
NECアカデミーでは20日間でデータサイエンティストの見習いレベルを目指せるプログラムのほか、50種類以上の豊富な講習を用意しています。学びと実践の場を通して、プロフェッショナルな知識とスキルを身につけることができます。
AIやIoTの研修やセミナーを豊富に行っているアークは、資格試験における合格率の高さが特徴です。まとを射た学習内容と安心サポートで、必ず試験に合格したいという目的を持つ人にとって最適と言えるかもしれません。
E資格認定講座3選
E資格認定講座を提供している講座を調査した中でも、合格率を公表している/していた認定講座を提供する事業者はこの3社です。そして、その3社の各講座の最低受講料(2020年9月15日調査時点)も併せてまとめました。