E資格とは、エンジニアのAI技術向上のために「一般社団法人日本ディープラーニング協会(以下JDLA)」が創立したAIエンジニア向けの資格です。幅広い年代の人が受験し合格率は約60%ですが、その難易度はとても高く、受験者も大半がエンジニアか研究者です。また、必ずJDLAが認定している講座を受講して修了していないと受験資格が与えられないため、講座を受講し、修了する必要があります。独学では受験資格がないため、そもそも受験できません。
独学で勉強し、認定講座を修了したうえでE資格合格を目指すには、どのような勉強をすればいいのか、勉強方法と受験申込方法について解説します。
JDLAが行っているもう1つのAI検定にG検定があります。これはAIビジネスに関わるジェネラリスト育成のための資格なので、出題問題がAIに関する基本的知識が中心となり、中には独学で勉強して合格する人もいます。
一方、E資格はAIエンジニア育成のための資格なので、専門的な知識も要求されます。試験内容にはPythonというプログラミング言語によるAIプログラム実装も入っているのでPythonが必須となります。
Pythonは機械学習や深層学習など人工知能の最先端分野の開発に使用されていますが、文法がシンプルで扱いやすいように設計されているので、プログラミング初心者でも比較的学びやすい言語です。
とはいえ、E資格試験問題では実務を想定した問題が出題されるので、プログラムが書けるというだけでは解答できません。実際にAI機能を実装できるだけのプログラミング力が必要となります。
プログラミング知識が無い人はもちろんですが、これまで業務を想定したコードを書いたことがない人は、かなり不利と言えるわけです。
E資格受験のためには、JDLA認定の講座を受講する必要があり、その中にはプログラミングの基本を学べる講座もあります。実際にコードを書きながら学んでいけるので、今まで一切プログラミングを学んだことがないという初心者にもおすすめです。
実務経験がなければ絶対に合格できないということはありません。重要なのは、推薦図書や参考書を使ってしっかり学習するということなのです。
E資格の試験は年2回実施され、受験するためにはJDLA認定講座を受講しておくという条件があります。講座の学習期間は約3カ月で、受講料も高額です。受講前に参考書などで基礎知識をしっかり学んでおき、受講内容を理解できる知識を身につけておくことが大事です。
JDLA認定講座を修了すると、JDLA事務局からメールで受験者宛に「受験申込コード」が届きます。E資格試験の受験申込みには「受験申込コード」が必要なので、もし届かない場合は講座を受けた認定事業者に確認してください。
「受験受験申込コード」を受けとったら、JDLAの受験申込みサイトで申し込みをします。申込みと同時に受験料を払い込む必要があります。
E資格申込方法や試験当日について質問がある場合は、JDLAサイトに記載されている受験サポートセンターに問い合わせてください。
E資格試験は全国の共通会場で実施され、E資格試験サイトのテストセンター一覧やテストセンター空席照会で確認できます。希望会場が満席になることがあるので、早めに申し込むようにしましょう。
専門知識が必須となるE資格。一度講座を受けてみて、自身の理解度を知ることも重要です。
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※教育訓練給付制度(給付金)についての詳細はこちらから
(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html)
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